新しい季節になるとちょっと新しい洋服が欲しくなったりしますよね。
また、
「ちょっとこれまでと違ったイメージの自分になりたい!」
と思う人も多いと思います。
自分のイメージを新しくするのに一番簡単なのが
着ている色を変えること。なんですね…。
新しい洋服を買おうとするとき、
流行に敏感な人も、またそうでない人も
お店で展開している(販売している)洋服の中で選ぶわけなので
トレンドカラー(流行色)を目にする機会がどうしても多くなります。
ということでここでは
2022年の秋冬のトレンドカラー(流行色)と
パーソナルカラーについて見てみたいと思います。
買う、買わないにかかわらず、トレンドカラーを知っておくと、その時代の雰囲気やみんなが求めているものが何となくわかるので面白いですよ。
流行色(トレンドカラー)を決める理由
そう、、ファッションの世界で色はとても大切な要素です。
それはぶっちゃけ色は売り上げに直接かかわるから。
また
新しい季節にフレッシュな気分で過ごすために「新しい洋服が欲しい!」と
洋服を買う人にとっては
どの色の服を選ぶか、はとても大切なテーマになります。
それは自分をどう見せたいか、という演出方法に色がかかわるから。
色って自分のイメージを人に伝えるツールなんですよね。
そして、自分で選んだ色の洋服を着た時
自分の気持ちが上がったり、
さらにさらに、、人から褒めてもらえるような服を選べると
やっぱりうれしいですよね…!
また「どう見せたいかがわからない人」も一定数いて
具体的にわからないけど…「その時代の気分をまといたい」
という時に便利なのがトレンドカラー(流行色)
そう、アパレル業界にとっては、消費者に買ってもらいやすいように仕掛けている色というのがまさに「トレンドカラー(流行色)」になります。
でも、、
それぞれのアパレルの個性がある中、なぜわざわざ、共通したトレンドカラー(流行色)を決める必要があるの?と思いますよね。
それは、それぞれのお店で定着した固定の色はある中で、お客様は自身を変化したかったりその時の時代の気分を求めに洋服を買いに来るので、新色の展開というのはどうしても必要になります。
その時、例えば、それぞれのアパレル会社で、その時流行りそうな色やイメージを、何も根拠がなくそれぞれで考えたとします。(例えばA社は元気なイメージで赤、B社はクールなイメージの青の洋服を中心にする、のような感じです。)
しかし、実シーズンになった時、世の中的には「自然なイメージ」が流行ってそれを象徴する緑色の商品が売れてしまった、ということも起こるわけで、そうなるとA社B社はどうなるでしょうか…。
赤や青の商品が売れなかった(ほかの新色の展開は考えていなかった)となると、莫大な在庫だけを抱えることになってしまいます。
そう…在庫をストックしておく倉庫代も、もちろんバカになりません。
アパレルとしては、その年の新色を考えるにしても、当然、売れ残る商品は極力少なくしたいわけなので、ある程度売れるみこみのある色が前もってわかれば、その売れる見込みのある色の商品を作ったほうが当然効率が良いということになります。
つまり、ファッション業界の効率を図るため、2年後の世界の経済や情勢などの雰囲気をある程度予想して、流行りそうな色を仕掛けていきながら、流行の方向性を決めることで、業界全体でなるべく無駄な生産をしないようにする、という業界の智慧なんです。
トレンドカラー(流行色)はどのようにして決まるの?
トレンドカラー(流行色)は、インターカラー(国際流行色委員会:INTERNATIONAL COMMISSION FOR COLOR)という、世界的な機関によって選定されています。
このインターカラーとは1963年に発足した唯一の国際間で流行色を選定する機関で、
実シーズンの2年前の6月に春夏カラー、12月に秋冬カラーを選定します。
このインターカラーには、各国1団体のみ参加することが可能で、現在は日本を含め17か国が参加しています。
そして実は、日本は発起国として設立に携わり創立当初よりJAFCA(一般社団法人日本流行色協会)が日本を代表して参加し、日本の提案色の選定とインターカラー決定色及び各国提案色の共有が行われています。
JAFCAが発表したレディースカラーとメンズカラー
ということで
2022年秋冬のJAFCAのレディスウエアカラーとメンズウェアカラーは以下の通りです。
出典 JAFCA流行色 秋冬レディースウェアカラー、メンズウェアカラーより
2022-23年秋冬JAFCAレディスウェアカラー
|| カラーテーマ
“風” かぜ
軽やかに、自分の歩幅で進む
コロナ禍を経験し、私たちはステータスを求めるのではなく自分を大切にすることが幸せにつながると実感した。
世の中では「風の時代」が訪れているという。何かに固執せず風のように軽やかに移動し、色や光を取り入れて行くのである。
風は地球上をくまなく吹き、知らない場所で暮らしている人の情報も運んでくる。私たちは自分の暮らしを大切にしながら、遠くの人たちの幸せも願い、倫理的な経済活動をしたいと願う。カラーも軽やかな風のように、その時々の光や香りをまとい、時には強く背中を押し、時には優しく包み込むように、刺激と安心感の両方が心地よく共存するシーズンである。|| カラーグループの特徴
4.穣 みのり
人間は自然の一部であり、人の手ではどうしようも出来ないことがある。自然は大きく偉大で厳しい反面、豊かな実りをもたらしてくれる。手触りを感じるような土の気配がする豊かで滋養に満ちた色。
2022-23年秋冬JAFCAメンズウェアカラー
|| カラーテーマ
“Earthing” アーシング
人間の根源的な存立性や自然との親和性を再認識する
このシーズンはコロナ脱却への期待値が高まるシーズンであり、行動制限などからの解放といったポジティブなムードがあり、また一方でこの間に疲弊してしまった社会・経済のダメージは甚大で人々の疲弊したマインドストレスも簡単に元には戻らないといったネガティブなムードがある。
こうした陰と陽の二律背反性の高まるシーズンにあって、社会全体が失った秩序を回復させ、毀損してきた人と人との関係性等の回復期を迎える。
人間の根源的な存立性や自然との親和性を再認識し、人間が大地にしっかりと足を付け、自然と一体化させながら大地のエネルギーを身体に取り込む姿をリードイメージとしたテーマとなる。|| カラーグループの特徴
1.Rhythm & Darkness リズム&ダークネス
陰と陽の二律背反性が顕在化するシーズンにおける陰を形成するカラーグループ。都市社会の退廃性をイメージさせる濃色で暗い色みが中心でありながら、どこか次に迎える希望を感じさせる豊かな色相と幅の広い色域の捉え方がポイントとなる。
2.Cozy Nature コージー・ネイチャー
陰と陽の顕在化する中にあって陽を表すグループであり、自然の大地に広がる豊かな色みや木々や葉緑を想起させるブラウンやグリーン系を中心としたカラーグループ。自然回帰がトレンド化する今シーズンで最も活用が期待される。
3.Analogue Energy アナログ・エナジー
デジタル化する社会を否定するのでは無く、人々の手の温もりのあるアナログな価値を見直す機運が強まるシーズンであり、ポジティブで明るい未来を想起させるような鮮やかな色調表現となるカラーグループ。
ご興味ある方はぜひJAFCAの公式サイトでご確認ください。
このようにトレンドカラー(流行色)も、ただなんとなく「赤にしよう」みたいな感じではなく
背景となるコンセプトやテーマをもとに、2年後の消費者の気分を予想して考えられています。
パントン社によるトレンドカラー
またトレンドカラーは、JAFCAが発表するものだけではなく、PANTONE(パントン)社によるカラー・オブ・ザ・イヤーも注目されます。
PANTONE(パントン)社はアメリカ合衆国ニュージャージー州に本社がある企業で、化粧品メーカーに色見本帳を印刷する会社を母体に創業し、グラフィック関連事業を行っていて、PANTONEの色見本は日本やアメリカを含む世界各国で使われ、現在では色見本のスタンダードになりつつあります。
パントン・カラー・オブ・ザ・イヤーは「その年を象徴するような色」として様々なトレンド分析をもとに慎重に選出された色は、アート、ファッション、美容、エンターテインメントなど、様々なクリエイターや著名人が注目します。
そして、これまでは既存の色から選ばれていましたが、2022年はパントン社が「カラー・オブ・ザ・イヤー」を20年以上発表してきた中で初めて新しい色を作り出しトレンドカラーとしました。
それが、「ベリーペリ(Very Peri) Pantone17-3938」です。
かつてない変化の世界に突入した今、PANTONE 17-3938 Very Periが選ばれたことで、信頼され愛されているブルーのカラーファミリーに新しい視点とビジョンがもたらされました。ブルーのさまざまな性質を包含すると同時に、紫がかった赤味を帯びるPANTONE 17-3938 Very Periは、勇気ある創造性と想像力のある表現を促す、元気で楽しい姿勢とダイナミックな存在感を見せます。
ー レアトリス・アイズマン、パントン・カラー・インスティテュート™ 、エグゼクティヴ・ディレクター
出典:パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー 2022の発表
注目カラーの6色
このような情報の中、2022年秋冬流行色の中でも特に押さえておきたい色が6色あります。
それが、
- ベリーペリ
- ロイヤルブルー
- バービーピンク
- リラックスグリーン
- ファイアレッド
- サンシャインイエロー
になります。
ベリーペリ
ロイヤルブルー
バービーピンク
リラックスグリーン
ファイアレッド
サンシャインイエロー
いかがですか…。コロナ禍でここしばらく「くすみカラー」ということで、中間色系が流行っていましたが、一気にはじけて「自由を謳歌したい」という感じが色から伝わりますよね!!
パーソナルカラーと流行色の違い
さてこれまでは流行色についてみてきましたが、ここからはパーソナルカラーについて説明します。
そもそもパーソナルカラーというのは、その人の色素(肌、目、髪の色や質感)と調和する色を選ぶという考え方です。
パーソナルカラーというと女性のもの、というイメージがありますが、もちろん男性も取り入れることができます。
というのも、パーソナルカラーという考え方のきっかけは、1960年のアメリカ合衆国で行われた、ケネディとニクソンの大統領選挙での戦略で使われたから。
もちろん、その時はパーソナルカラーという言葉はなかったのですが、当時初めてカラーテレビで討論会をすることになり、その前の時にニクソンが副大統領だったこともあり、劣勢だったケネディは、徹底的なイメージ戦略をしました。
それはスーツやネクタイの色や形、そして自分が座る椅子の形まで自分に似合うものを使って挑んだそうで、初めてカラーテレビで討論会を見た有権者は、若々しくこれからのアメリカを良いほうに変化させてくれそうなケネディを支持し、そしてケネディが大統領になったわけです。
ただ実は裏話があり、その討論会をラジオで聞いた人はニクソンさんに投票したという話もあり、いかに見た目による印象の良さの影響が大きいかを物語った話です。
そう、流行色はアパレル企業が売れるように仕掛けた色に対し、パーソナルカラーは自分にとって似合う色を探すという、いわば観点が異なる考え方のものになります。
ちなみに
似合う色というのは、その色を身につけることで、人からの印象が良くなったり、洗練されて見えたり、その人の個性を引き出してくれるように見える色なのです。
そして苦手な色は、顔色が暗く印象が悪く見えるので、具合が悪く見えたり老けて見えてしまったり、また怖い印象や話しかけずらい印象になります。
そのため、トレンドカラー(流行色)としてアパレルが展開している新色は、必ずしも全ての人に似あう色というわけではないので、お店で見た時は、店員さんにも勧められ、何となくその気になって買ってみたものの、実際は着ることもなく、タンスの肥やしになってしまう…なんて経験ある人も多いのではないでしょうか…。
しかし、これまでみてきたように、トレンドカラー(流行色)は1色しかない、ということではないので、自分に似合うパーソナルカラーがわかれば、トレンドカラー(流行色)から自分に似合うパーソナルカラーを選ぶということもできます。
また、全身同じ色のコーディネート、ということもあまりないので、パーソナルカラーを知っておくと自分にとって絶対に似合う色と、その時に着たい流行色と上手にコーディネートすることで、トレンドカラー(流行色)で今の気分を上手に取り入れながら、自分らしく演出することができるようになります。
パーソナルカラーというと、似合う色しか着てはいけないのでは?と思う人も多いのですが、苦手な色も自分らしく着こなす工夫ができるようになります
パーソナルカラーの4タイプとは
パーソナルカラー(似合う色)を理解するとき、色の特徴を理解することがとても大切です。
色は三属性という特徴があり、パーソナルカラーではその3つの特徴をそれぞれを2つに分けています。
色相…色み色合い→イエローベースとブルーベース。
*よくイエベ、ブルべという言葉がありますが、これはパーソナルカラーの色みの違いの言葉です。
例えば、黄みのピンクと青みのピンク
明度…明るさの度合い →明るい色と暗い色
彩度…鮮やかさの度合い→鮮やかな色と穏やかなニュアンスカラー
なぜこのような色の特徴を理解する必要があるかというと、
人は色を750万色~1000万色も見分けることができるので、1色1色似合うかどうかなど確認することは絶対に不可能です。
そのため同じ特徴の色をグループにわけることで、同じ特徴の色なら似合うとしたのがパーソナルカラーでよく使われている4つのグループです。
それがスプリング、サマー、オータム、ウインターです。
つまり、自分に似合う色の特徴が分かれば、同じ特徴の色は、わざわざ鏡で似あうかどうか確認しなくても似合うと判断ができるということなのです。
ちなみに四季の名前を使って色を説明しているのは、似合う色をイメージしやすくわかりやすくしているためです。
例えば、色のグループをA、B、C、Dとか1,2,3,4とかにしてAの色が似合います、といわれても???色のイメージ…わからないですよね。
しかし、日本には四季があるため四季のイメージはなんとなくわかるので、例えば春のような明るい元気な色が似合います!といったほうが色のイメージが付きやすく色の想像がしやすくなります。そのため、パーソナルカラーでは4つのグループの色を伝えるときは、四季の名前を使って色を表しています。
そのため、「春の季節にスプリングタイプを着る」とかそういうものではなく、スプリングタイプであれば季節を問わず、スプリングタイプの色が似合うということになります。
各タイプの色の特徴を理解すると、自分で色が探せるようになるのでとても便利ですよ!
それでは各タイプの特徴を見ていきましょう!
スプリングタイプの色
スプリングタイプは、イエローベースで明るく、鮮やかな色が似合うのですが、具体的にはこのような色です。
そう、スプリングの色はまさに「春の暖かい日差しの中で、色とりどりのお花が咲き乱れている」イメージです。
こんなイメージです。
また、よくビタミンカラーという言葉がありますが、ビタミンCがたっぷり入っているようなイメージの色もまさにスプリングタイプの色になります。
こんな色です。
サマータイプの色
夏のイメージはギラギラした太陽のようなイメージかもしれませんが、パーソナルカラーのサマータイプはどちらかというと初夏や梅雨のころのイメージ。
具体的なサマータイプの色はブルーベースで明るく穏やかな色が似合うのですが、このような色です。
そう、穏やかな色というのは、あまり日差しが強い中で見ても白っぽくなってしまって本来の色がきれいに見えづらいのです。
だから、梅雨のようなあまり日差しがないモイスチャーな時期だからこそブルーベースの青や紫、ピンクのソフトで明るい色が映えるんですよね。
そう、、こんな色たちです。
また、雨の季節なので、水蒸気越しに見えるニュアンスカラーなどもサマータイプの色です。
オータムタイプの色
オータムタイプの色はイエローベースで暗く、穏やか色が似合うのですが、このような色です。
オータムタイプの色はまさにわかりやすく、秋の色づく紅葉のイメージや大地や木々の色のイメージです。そう、、このような色たちです。
また、よくスパイシーカラーという言葉がありますが、エスニックの料理にみられるような香辛料のような色もまさにオータムタイプの色になります。
このような色です。
またオータムタイプはイエローベースなので、青系が少ないのですが、オータムタイプが似合う青は少し緑みが入ったターコイズ系になります。
ウインタータイプの色
ウインタータイプの色の特徴はブルーベース・暗い・鮮やかな色が特徴です。また、白や灰色、黒といった無彩色は硬質な印象の色なので、ウィンタータイプの色のグループになります。
※上の見本の色の中で●の色は典型的なウィンターの色ではないのですが、ウィンターは、はっきりとした色ばかりなので配色カラーとして捉えてもらうとよいです。
ウィンタータイプのイメージシーンですが、冬って、空気が澄んでいて鮮やかな色がよく映えるんですよね!(なので、冬のライトアップはきれいなんですよね)
そして、ウインタータイプの色はブルーベースで暗いので硬質な感じでその上キラキラしているので宝石のイメージなんです。
よく、ウィンタータイプの説明では真冬の夜空に宝石をちりばめたようなイメージと言ったりしています。
お花でも真っ赤なバラとかパープルのグラジオラスなど、とてもドラマティックです
また、季節的にクリスマスのイメージなのでクリスマスツリーに真っ赤な飾りのようにコントラストのある配色もウィンターのイメージです。
2022年秋冬 パーソナルカラーによるトレンドカラーの取り入れ方
今回の6色のトレンドカラーは4シーズンでとらえるとかなり限定的になってしまうので、まずは色の三属性でとらえてみましょう。
明るい色が似合うタイプ(スプリングタイプとサマータイプ)
サンシャインイエロー(特にスプリングが似合います)
リラックスグリーン(穏やかな色が似合うサマータイプが似合います)
ブルーベースが似合うタイプ(サマータイプとウィンタータイプ)
ベリーペリ(明るいとサマータイプ、暗いとウィンタータイプですがファッションカラーとしての展開はサマータイプが似合う色が多いようです。)
ブルーベースで暗い色が似合うタイプ
ロイヤルブルー(特に暗い色が似合うウィンタータイプが似合います。)
バービーピンク(特に鮮やかな色が似合うウィンタータイプが似合います。)
イエローベースが似合うタイプ(スプリングタイプとオータムタイプ)
ファイアレッド(明るいとスプリングタイプ、もう少し暗くなるとオータムタイプが似合います。)
イエローベースタイプがブルーベースの色を組み合わせる場合
この6色の中でもよくお店で見るのがバービーピンクを中心とした、ブルーベースタイプの色なので、今年の秋冬はこの色をそのまま展開しているアパレルが多くなれば、比較的ブルーベースタイプの人が選びやすい色展開のようです。
まぁ、これまではイエローベースの色が流行っていたのでその反動もあるのかもしれません。
もし、ブルーベースの色をスプリングタイプやオータムタイプのイエローベースの人が、何の工夫もなく取り入れたい場合、顔のそばのアイテムで使うとかなり顔色が悪く、怖いイメージや緊張しているような固い印象や色だけが浮いている印象を与えてしまうので、顔のそばではなく、自分の似合う色をベースカラーとして大面積で使いながら、アクセントカラー的に小物などで取り入れるとよいと思います。
イエローベースが似合うタイプの人は、ブルーベースの色を口紅やアイシャドウ、チークカラーなどのメイクカラーとして直接顔につけたり、顔のそばのアイテムで用いると、一気に顔色が悪く怖い印象になったり、老けた印象になるのでよく鏡をみてアレンジしてみてください。
ただし、全てのアパレルショップが、この6色をそのままの色で展開しているかというと
もちろん違います。
それはそのお店のイメージや顧客が求める色に当然アレンジして展開するので、かなり拡大解釈される(つまり上記の色と全く同じ色ではない)ということがほとんどです。なので、ブルーベースしかないということはないと思いますし、青であれば、イエローベースの人は少し緑っぽい青を選ぶとよいですね。
例えば、ロイヤルブルーの色は見本としてはブルーベースの青ですが、お店の色展開によってはマリンブルーのような緑っぽい色で展開していることもあるので、オータムタイプは紺を選ぶときは以下のような緑みのつよい青を選ぶと顔色が悪くならないで済みます。
ただし、問題はこのバービーピンク!
この色は、かなりいろいろなショップで展開され今年はだいぶ「きている」色のようです。
しかし、この色は明るさや鮮やかさで多少変化していても、色みはどうしても青みのピンクなので、スプリングやオータムタイプは、なかなかこの色単色で大面積では使いづらいかもしれません。
そのため、バッグなどの小物などで顔から話して使うとか、
あるいは自分の似合う色との配色を考えて攻略すると逆に個性が出て面白くなると思います。
ちなみに、同じスプリングタイプでも、イエローベース、ブルーベースでもその違いがそれほど顔色に出ず、とにかく鮮やかな色が得意というタイプなら、バービーピンクを楽しめると思います。
しかし、やはりブルーベースは顔色が悪く見えると思うイエローベースが強めのスプリングタイプなら、
スプリングタイプは、マルチカラーのようないろいろな色を取り入れても似合うので、
スプリングタイプが似合うターコイズ系と組み合わせてもよいかもしれません。
また、暗い色が多くなる冬に、あえて反対色の明るい黄緑と組み合わせると華やかさがでて、 幸せなオーラが出せるかも。
またオータムタイプはそもそも落ち着いた色が似合うタイプなので、青みの鮮やかなバービーピンクだけで全身で用いると、かなり…浮いてしまうと思いますので…。
ご自分が似合う茶色にアクセントカラーとして使うのもよいですね。
あとは、先ほど紹介したマリンブルーのような緑っぽい青にアクセントとして使うのもおしゃれです。
また、オータムタイプだからこそ似合う「深みのあるグリーン」と組み合わせると、、
かなりかっこいいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
普段の生活の中で、ちょっとした気分転換やモチベーションアップにつながるのが色遊びです。
そう、色を楽しむのは無限大。その中でもパーソナルカラーを知ると、苦手な色さえうまく組み合わせて自分らしく楽しむことができます。
そして、パーソナルカラー(似合う色)は本人を素敵に見せることもさることながら洋服の素材が高級素材にみえるので、ちょっと手ごろでお安い価格の洋服でも、高見えする効果もあるんですよ!
トレンドカラー(流行色)でもわかるように、この2年のコロナ禍で、あまり自由にできない分、ちょっと発散したい気分が高まっています。自分の身の回りの色を元気カラーに変えることで、心に潤いを与え気分もモチベーションもアップします。
パーソナルカラーとトレンドカラーを上手に取り入れて、今年の秋冬を楽しんでくださいね。
今年の秋冬のファッション、楽しんでくださいね~