色は私たちの生活の中でどのようなはたらきをしていると思いますか?
カラーコーディネーターになるには、
色にはどのような働きがあるかを、自分の言葉で説明できる力が必要です。
よくお客様から「色で何ができるの?」
と聞かれることが多いのですが、
普段何気なく、当たり前のように目にする色には様々なはたらきがあります。
そこでここでは、色のはたらきについてくわしく見ていきます。
身近にある色には様々なはたらきがあります。もし、あなたが色に携わる仕事をしたいのなら、色にはどのような働きがあるかを自分の言葉で説明できることが大切です
1.色のはたらき 情緒的なはたらき
例えば、自然の色は美しく私たちを癒してくれたり、感動を与えてくれますね。
このように、色は私たちに情緒的な豊かさをもたらしてくれます。
また洋服などファッションとしての色は、自分のなりたいイメージを自己表現することができます。
黒の服はかっこよくてスタイリッシュな印象を与え、ピンクの服は優しく女性らしい印象を与えます。
ファッションとしての色の楽しみ方は、色のイメージを利用して、自分の印象を意識的に演出することもできます。
このように色は、人にイメージを伝えたり、美しさや感動を与えてくれます。
2.色のはたらき 機能的なはたらき
色には情緒的なはたらきだけではなく機能的なはたらきもあります。
例えば、色の組み合わせ方によっては
見やすくすることもできますが、見づらくすることもできます。
また、暖色や寒色という言葉は、皆さん聞いたこともあると思いますが
暖色(例えば赤やオレンジ)と寒色(例えば青)とでは、温度差が3度もあるといわれています。
こうした色の機能的な側面をインテリア等に使うことで
冬は実際より暖かく、そして夏は実際より涼しく感じさせることもでき、極端な空調の設定温度にしなくても済むので、とてもエコで地球にやさしい考え方になります。
また色にはものごとをわかりやすく(見やすく)整理をするというはたらきもあります。
このように色の効果をさまざまな生活や仕事の場面で活かすことがとても大切です。
特に、快適さや安全性、またはわかりやすさといった機能的なはたらきを仕事や生活の場面で活用することができるようにすることが色を勉強するポイントになります。
いかがでしたでしょうか?
色のはたらきは、美しさや感動をあたるものばかりと思われがちですが、
色で、モノを整理したり、見やすくする、ということができるので
とくに環境色彩などでは事故に直結するような安全にかかわることにもつながるので
色を理解して、ふさわしい色遣いにすることがとても大切になりますね!
色の知識は勉強だけではなく生活に活かしてこそ意味がありますね♪