「カラーコーディネート 色と脳内物質の関係を理解して仕事や生活に活かす 1」では、色から受けるメッセージとして、色を見ることで脳から分泌される物質、つまり人間の生理的反応によって、見た色へのイメージや印象をもち、さらにその分泌される物質の特徴をうけて、モチベーションや働きかたなど、気持ちや意識に多少なりとも影響を及ぼすということで、それぞれの色とその色を見ることで分泌される物質について、赤から緑まで見てきました。今回は、その続きの青や紫、またピンクについてみていきたいと思います。
色がもたらす生理的な反応
色とは何か
「カラーコーディネート 色と脳内物質の関係を理解して仕事や生活に活かす 1」でも見ましたが、そもそも私たちは物の色を見るとき、光がものにあたり、その反射した電磁波を私たちの眼が捉え、網膜で電気信号に変換され、その電磁波ごとによる色の情報が脳に送られます。
つまり、色というのは電磁波の一種なのです。
電磁波というのは私たちが普段使っている、携帯電話やテレビなども電磁を利用したものですし、また紫外線や赤外線といったものも電磁波の一種。つまり、見えない電磁波もありますが、私たちが色として認識できる電磁波が眼に入ることで色として認識します。そしてこの色として認識できる波長の範囲を可視光線といいます。
可視光線というのは人間の眼で色と感じることが出来る波長の範囲で、この波長の山から山、谷から谷の長さで色が変わります。
波長は、nm(ナノメートル)という単位を使って表しますが、波長の幅が短い方から青紫、青と色みが変わり、中ぐらいの幅は黄色や緑、波長の幅が長くなると橙や赤と虹の様に変化をしていきます。
紫外線や赤外線は見ることができませんが、存在していますよね!
こうして私たちの眼に入ったその色の電磁波が視床下部や下垂体、松果体などに伝えられ刺激します。すると、色の各波長ごとによる脳内物質が分泌されることがわかってきています。
こちらは、南雲治嘉氏がまとめている、「先端色彩による配色トレーニングテキスト デジタル色彩マスター」で記されています。
色とホルモン
色が脳にもたらす刺激について、各種ホルモンが分泌されている。こうした研究は世界中の大学の研究室で個々に研究され、論文が発表されてきた。
そして、その本では下記のように色が脳の及ぼす影響として表でまとめています。
人間の脳の中には、数百億もの神経細胞が存在し、それらは相互に複雑なネットワークを形成しています。
この脳の神経系は、電気の配線のように、すべてつながったイメージがありますが、実はそうではなく、神経細胞と神経細胞の接合部分にシナプスと呼ばれるわずかな隙間があり、シナプス前膜からは「神経伝達物質」が分泌され、シナプス後膜には、その神経伝達物質を受け取る「受容体」があり、神経伝達物質が受容体と結合することで刺激が伝達されます。
そして、この神経伝達物質は非常に多く50以上も存在しているといわれていますが、特にここに書かれてあるアドレナリンやセロトニンなどは、人のモチベーションや働き方などの気持ちや意識に大きくかかわる物質といわれています。
青の効果で調整物質「セロトニン」を促し、午前中に最高のパフォーマンスをする
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セロトニンは日中、特に午前中に活発に生成されるといわれています。そして夜にかけて低下をし、睡眠中はほとんど分泌されません。
ドーパミンは興奮系の物質ですが、セロトニンは興奮系物質の過剰な分泌を抑え、脳内のバランスをとる「調整物質」といわれています。
寝起きた時にセロトニンがきちんと分泌され始めると「すっきりとした寝起き」となります。そしてセロトニンが活性化すると「静かな覚醒」が始まり、心が穏やかに落ち着いた気持ちになります。
落ち着いた色調の青を見ると「沈静感」を感じるのは、セロトニンが分泌される作用も関わると思われます。そのため落ち着いた色調の青を見ると心の安定感からくる「穏やかな心の幸福感」を感じることが出来ます。
朝のゴールデンタイムに勉強や仕事を行うと集中力が高まる。
勉強部屋や仕事場のインテリアは青を基調にすると、「集中して仕事がはかどる」とよく言われますが、このセロトニン効果が手伝っているといえます。
そして「すっきりとした寝起きの状態」…つまりセロトニンが活発に分泌されている午前中に、青を基調とした部屋で仕事や勉強を行うと当然、仕事や勉強に集中ができ、効率アップが期待できます。
「朝に強い」がポイント!
午前中と午後とでは、午前中の方が脳が活性化しているという研究結果はたくさんあります。そのため午前中の方が、当然学習能力や記憶力が高くなります。
そして「朝に強い」を実践するには朝食をしっかりとることも重要です。朝食を抜きにする、という人もいますが、セロトニンの活性化を図りたい場合は、やはり朝食をしっかり摂り、かつ、よく噛んで食べることが重要といわれています。
脳は「ブドウ糖」のみを唯一栄養としますので、何も食べないと「低血糖」の状態が続くことになります。すると脳はガソリンとなる燃料が無いため、高いパフォーマンスを発揮することが出来ません。その結果「ぼーっと」したり、「何もする気がしない」ということになります。
脳を効率よく働かせるための燃料をしっかり補給すること、さらによく噛みあごを運動させることで、脳への刺激が高まります。
朝食を抜くと蓄積していた「グリコゲン」が分解されてブドウ糖が作られ、その際、怒りと関係のある「アドレナリン」が分泌されてしまうため、怒りっぽくイライラしてしまうそうです。お腹がすくとイライラするというのがまさにその状態だそうです!
日光を浴びる
セロトニンを活性化させる方法として、最近テレビなどでも言われていることが、日光を浴びるということ。
私たち人間は、太陽の光を浴びることで1日のリズムが決まるといわれています。太陽の光の刺激を受けることでセロトニンが活性化し、脳全体の1日の活動がスタートし、体内時計がリセットされます。
体内時計がリセットされると、そこから15時間ほどすると、眠りを誘う「メラトニン」という物質が分泌され、自然に夜になると眠くなるという1日のサイクルが出来上がります。
ちなみに、人間の体内時計は24時間ではなく25時間といわれています。朝日をきちんと浴びるとリセットされるので1時間の誤差は問題なく15時間後にメラトニンが出て、眠りを誘発してくれますが、朝日を浴びず体内時計がリセットされないと、1時間の誤差が蓄積され、起床時間がどんどん遅くなってしまうといわれています。
朝日を浴びない生活をしていると、体内時計のリセットができず、いつしか夜型人間になってしまいます
つまり朝、太陽の光をきちんと浴びてセロトニンを分泌し、15時間後にメラトニンを出して自然な睡眠を誘発するようにすることが、質の高い眠りにつながり、1日のリズムを整え、勉強は仕事の効率にも関わるということになります。
セロトニンをより活性化させるには
朝日を浴びてきちんと朝食をとり、青の部屋で仕事中や勉強をしていても、もちろん煮詰まってしまうこともあるでしょう。
特に最近のリモートワークであまり外に出なくなったり、長時間机に座りっぱなしで仕事をしていたりすると、途中で仕事に集中できずイライラすることもあるかもしれません。その場合セロトニンが低下している場合があるので、活性化させるための方法として深呼吸、軽い体操、昼休みの散歩などが有効といわれています。
気分転換に散歩などができると良いのですが、仕事中であったり、昨今の事情であまり外に出ることが憚られる場合、その場でできるものといえば、深呼吸と軽い体操です。
セロトニンは5分以上リズム運動を続けると活性化するといわれているので、首回し運動をしながら深呼吸を5分程度続けるとよいと思います。
頭は非常に重たいのに、同じ姿勢のままだと、当然首や肩が凝ってきます。首を回すだけでも血の巡りが良くなり大量の電気信号が脳に送られ、脳が活性化されます。
また階段がある場合、階段の上り下りをお昼休みにするなど、身体を動かすことで気分転換を図ると、煮詰まった状態から脱してより仕事のパフォーマンスを上げる効果が期待できます。
朝日をしっかり浴びて、青いインテリアを上手に使い、午前中に集中して仕事をすることで、パフォーマンスを高めることが期待できますね
不安やプレッシャーを払いのける「ノルアドレナリン」で瞬発力をアップする
「窮鼠猫を嚙む」「背水の陣」といったまさに「ノルアドレナリン」的な諺がありますが、このように限界状態に置かれた人間がポテンシャル以上の実力を発揮することができるのがノルアドレナリンの力によるものです。
夏休みの宿題…、皆さんはどういう風に終わらせましたか?計画的に毎日行うタイプと8月31日の最期の1日で全部やってしまうタイプ…いますよね。
この最終日のたった1日で仕上げてしまう人が使っている力こそノルアドレナリンです。
「今日中に終わらせないと先生や親に怒られる!!」こうしたプレッシャーによって猛烈な集中力を発揮して一気に仕上げてしまえるというものになります…。
なぜこのようなことが出来るのかというと、ノルアドレナリンは、アドレナリンと同じように心拍数を直接増加させるように交感神経を動かし、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉の素早さを増加させる働きがあるためです。
ノルアドレナリンが分泌されると、心拍数が高まり、脳や骨格筋に血液が行き渡り、瞬発的な行動がとれるようになるため、脳と体を臨戦態勢の状態に準備します。その働きがノルアドレナリンの役割といわれています。
つまりノルアドレナリンの分泌によって「覚醒度」と「集中度」が通常以上にアップされ、そのため脳の働きも通常以上に大きくアップすることになります。
例えば、あなたが山を歩いていたとき、もしヒグマに遭遇したら、あなたは逃げるか戦うかのどちらかの選択を迫られます。逃げるべきか戦うべきか、瞬時の判断を脳がするのがノルアドレナリン。逃げるにしてもぼーっとしていたら、あっという間に食べられてしまいますからね…
また、ノルアドレナリンは実際の痛みより感じづらくする効果もあるといわれています。万が一ヒグマに攻撃され、噛まれたりした場合、即死につながる致命的なダメージ出なければ、逃げなくてはいけません。多少のけがを負っても逃げるために痛みの感覚がマヒされるというのはすごいですよね…
紫は高貴なイメージとともに不安を表す色
紫色は、昔は洋の東西を問わず、身分が高い人しか着ることが出来ない色でした。そのため、高貴なイメージがあります。そして権力者しか着ることが出来ない紫は高貴さとあわせて、見る人に高圧的なイメージを与え不安な気持ちにさせる色とも言えます。
実際、色彩心理として紫は不安を表す色ともされ、よく魔女のキャラクターや不安な場面を表すときに紫が使われますが、紫を見るとノルアドレナリンが分泌されるので、より不安なイメージを感じた、ともいえるでしょう。
科学的にも可視光線に含まれていない紫は、青の短波長と赤の長波長が混ざって出来る色なので、不思議で得体が知れないイメージや神秘的な色と感じることが出来るのかもしれません。
また、江戸時代ではお殿様が病気の時に、紫色の「助六の鉢巻」を締めて病気を治したという話もあり、紫の助六には病気を治す力があると本当に信じられていたようです。
あえて目標や達成期間を設定することで自分にプレッシャーを与えて実力以上の力を発揮する
よくスポーツ選手で「ビッグマウス」といわれる人がいますね。
大きな目標を敢えて公表し口に出すことで自分にプレッシャーをかける方法です。そしてそれをする人は多くの場合、実際にその目標を達成できたり、目標以上のこともできてしまう人もいます。
このようにプレッシャーをかけノルアドレナリンを分泌させることで、集中力が大幅にアップし目標を達成することができます。
そのため、仕事や勉強などでは目標を具体的に決め、とくに「何日までに」「何時までに」と期間や時間を限定して行うことで、漫然と取り組むよりも実際にその目標を達成することが出来るといわれています。
ただし大切なのは、ノルアドレナリンは短期集中型ということです。
「3年死ぬ気で頑張ってほしい」というのと「1週間死ぬ気で頑張ってほしい」というのとでは、もちろん1週間の方が現実的ですよね。
そして実際に「1週間で死ぬ気で頑張れば」色々なことが出来てしまいます。
つまり、ノルアドレナリンは恐怖やストレスを利用して集中力を高める方法なので、ずっと…というのは難しいのです。
例えば、学校の先生でもいつも怒っているばかり先生と普段は優しい先生が、たまに本気で怒る、という場合、どちらが効果があるかというと…それは後者の方。つまり、いつも怒ってばかりだと、生徒はその状況に「慣れて」しまい、「またか…」と思った緊張することが無かったり、その時だけ聞いているふりをするなど、対応方法も考えてしまいます。しかし、ポイントで怒るべき時に怒ると、生徒も先生の言葉に耳を傾けるようになります。
つまり「慣れ」が出ると、恐怖や不安は感じないので「ノルアドレナリン」効果は発揮しなくなります。ノルアドレナリン効果が発揮させるには、重要な場面に限定して使うことで、その効果を最大限に発揮させることが出来ます。
集中して何かをしたいときは、紫の小物を使う紫効果と期日を設定するノルアドレナリン効果で仕事や勉強の効率化を図るとよいかもしれませんね!
ストレスと上手に付き合う
「ストレス」というと悪者のイメージですが、生きていくうえで適度なストレスは実はとても大切です。それは、毎日何の緊張感もなく漠然と過ごしているだけでは、心や体を鈍らせ退化させてしまいます。
適度な緊張は、適度なノルアドレナリンの分泌により興奮を促し、ワーキングメモリを高めます。ノルアドレナリンによるワーキングメモリは脳のメモ帳のようなものなので、適度にノルアドレナリンが分泌されると、注意力と集中力がアップして、頭の回転を速め仕事の作業効率や仕事の質を高めることが出来ます。
ピンク呼吸法…ドーパミンによる幸福感につつまれ肌つやを良くする
幸せな時って、どんな状態だと思いますか?
状況としては…好きな人と会っている時、頑張って目標を達成した時、美味しいものを食べた時、友達と会って楽しい話をしている時、人から褒められたとき…などなどいろいろあると思いますが、その時の気持ちって「わくわく」したり「ドキドキ」している…そんな感情が沸き上がっていると思いますが、実はそういう状況は、脳としてはドーパミンが出ている状況なのだそうです。
例えば、同じことをしても幸せと思う人とそう思わない人がいますよね…。
同じ映画をみるにしても、好きな俳優が出ているからすごく楽しみにしてその映画を見るのであれば、楽しくてどきどきします。この時、その人の脳はまちがいなくドーパミンが出ています。
それに対して、全く同じ映画を見たとしても、特に興味ある俳優が出ているわけでもなく、「時間つぶし」ぐらいのつもりで見た人ではその映画を見たからといって特にドーパミンはでません。
つまり「幸せ」は自分の気持ち次第であり、言ってしまうとドーパミンが出ているかどうかといえるそうです。
そのため、ドーパミンは「幸福物質」ともいわれます。つまりあなたが「幸せ」と思うかどうかはドーパミンを出せるかどうかにかかっているわけです。
よく「何、不自由のない生活」という言葉がありますが、その状況が幸せかどうかは疑問です。人は「何か欲求すること」を求め、それを得ることでドーパミンを出して幸せを感じる生き物なので、ドーパミンを出す機会が無い場合、脳の中では幸せと思いづらいかもしれません…
「幸せ」は自分の欲求が満たされたかどうか、が大きくかかわりますが、欲求が満たされるとき、または欲求が満たされることが分かったときに活性化し「快」の感覚をもたらすので「報酬系」ともいわれるそうです。
報酬系は大脳辺縁系の「側坐核」という部位が関わるそうで、「側坐核」が刺激されるとドーパミンが分泌されるそうです。つまりこの「側坐核」が興奮した時やる気やモチベーションがアップします。そうした精神的な報酬によって側坐核が興奮しドーパミンが分泌されます。
やる気を出すには脳に報酬を与える
なんとなく良いことが起こってもドーパミンは出ません。ドーパミンは目標を設定した時とその目標が達成された時の2回にわたって出ます。
そのため、ドーパミンを出しモチベーションを高めるためには、まず目的を設定し、そして目標を達成する、という2段階ごとにドーパミンが分泌され、それが繰り返されることでモチベーションが高まります。
ただし、ドーパミンは同じことレベルのことを繰り返しても分泌することがなくなります。
ゲームなどでも、すぐに終わってしまうような簡単なゲームやあまりにも難しくて途中で嫌になるようなゲームは、またやりたいとは思いません。少し頑張れば達成できるようなゲームだと、いろいろ考え、工夫した結果、ゲームがクリアした時こそ喜びが高く、さらに続きをしたくなるということになります。
このように少し高い目標を設定し、それに向かって努力することでドーパミンが出てモチベーションが高まり、自己成長につながります。
また、ドーパミンは欲張りな物質で「もっと、もっと」を好みます。そのため、1つの目標が達成されて終わりではなく、さらなる高みを目指すことができます。
何かするときは楽しみながらを心掛ける
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。皆さんも勉強などで自分の好きな科目の時は楽しく同じ時間でも短く感じたりしたのではないでしょうか…。
試験勉強でも「楽しい」と思いながら勉強するとドーパミンが出ます。そして、その試験でよい点数が出て褒められたり、ご褒美をもらえると、よりその教科が好きになって学習効果がアップされます。
ドーパミンが出ると「物覚えが速くなる」「上達が早くなる」「記憶力が良くなる」といった効果があるため、好きな教科は取り組みやすいということになります。
逆に嫌いな教科は「ノルアドレナリン」がでます。もちろんノルアドレナリンも集中力が高まりますが、ノルアドレナリンは短期集中型なので、長期でやりたくないことを脳は強要されるとモチベーションが上がらず、結局成功しなくなります。
「嫌い」でもしなければいけない場合
試験勉強や仕事など、すべてが好きなことばかりとは限りません。その場合、可能であれば、自分にとって楽しく感じられる部分を発見できれば、取り掛かることが出来るでしょう。
しかし、どの角度で考えても好きになれない場合もあるでしょう。その場合は、その嫌なことをクリア出来たら自分が喜ぶようにご褒美を与えるのも方法の一つです。
試験であれば、合格点を設定してその点数を取れたら、自分の好きなものを食べる、など、嫌なことをする代わりにドーパミンが上がる報酬的なことをセットで行うことで、モチベーションが上がり、嫌なことでも行えるきっかけをつかむことができます。
そして頑張ったご褒美の「快楽のサイクル」を動かすことで、嫌でもしなければいけないことに対して取り組むきっかけを作り、モチベーションを上げて、嫌なことでも楽しんで行うことでクリアすることが出来るようになります。
お手軽にドーパミンを分泌させる方法
ピンク呼吸法
誰もが若々しくいたい、美しくありたいと願うもの。そんな願いを簡単にかなえる方法があります。それがピンク呼吸法です。やり方はとても簡単。ピンク色の空気をイメージしてそれを吸い込み、呼吸を止めている間に体の必要とする部分にそのピンクの気を送り込むというものです。
ピンクの効果…興奮状態を落ち着かせ、緊張をほぐしリラックスさせる
ピンクを見たり、イメージすると脳内からドーパミンが分泌され幸福感を感じ、またストレス解消に効果のあるβエンドルフィンなどの脳内物質が分泌されやすくなります。
ピンクの色をただイメージして、その色を吸い込むように深呼吸をするだけなのでお金もかからず、痛みもありません。1日だけでは効果は分からないのでリラックスした時に継続して行うことで効果が発揮されやすくなりますよ!
自分をほめるのも大切
自分をほめる…実際にはとても難しいかもしれませんが、脳にとっては褒められることが何よりの報酬です。そのため、人をほめたり自分をほめたりすることで脳はやる気を出してくれます。
「よくやった」「私ってえらい」「すごいね~」人から褒められたらより効果も大きいですが、自分で自分をほめることも時には大切です。
ただし、ほめるときはタイミングが大切。それは目標を達成した時に褒めないと効果が出ないということです。
それは他人に対しても同じです。目標もなくただのルーティンワークで行っていることに対しては、ほめたところで受け手側にもあまり感動は無いと思いますが、目標に対して努力して達成したときこそほめることで次への高みに向かうことが出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか…。私たちは様々な脳内の物質が分泌されることで、気持ちやモチベーションにつながり、それにより具体的な行動に移ることになるので、逆にその求める方向に近づけるために、意識して脳内物質を分泌しやすくすること、そのための1つのツールとして色の効果があるので、上手に利用して仕事や生活に活かせるとよいですね…。